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2005-06-09法学者からのトラックバックを読む このエントリーを含むブックマーク

法学者からのトラックバックを読む

山根です.ただいま学会のためLAにいるので今回は小ネタを.

CNET Japan記事トラックバックからMatimulogを発見.たしかに先日書いたように,サイト運営が仕事として認められる職場環境がないと継続的活動は難しいでしょうね.驚いたのは,日本では訴状をネットで公開したら裁判所から何か言われるという話.いやあ,知らんかった.大丈夫か.国会をネットで公開している立法府にくらべて,日本の司法は独自の公開原則があるようだ.

さらにそこのリンク集からまるちゃんの情報セキュリティ気まぐれ日記を見つけて,5月末のエントリー「金沢地裁:住基ネットからの離脱を認める」を発見.そこで「デジタル化されない権利」にという記述に対して,以下のコメントがあった.

ちなみに,戦後の憲法学者行政法学者は,かなり間違ったことばかり述べてきました。最高裁もその尻馬に乗って間違った判決を積み重ねている部分があります。特に憲法訴訟に関して「事件性」の要件を持ち出しているのは大間違いです。誤解というよりも曲解なのではないかと理解しています。日本国憲法では,憲法訴訟に関して「事件性」など一切要件としてはいません。つまり,日本国憲法は,(米国人が起草したものなので)米国と同様に抽象的違憲訴訟を適法に提起することができることを前提に制定されたものだと理解するのが素直な解釈だと思います。

日本の法律言語はよくわからないのだが,これはひょっとしての「具体的な危険性ないし実際の損害の発生があるとは認められない」の法理論のことだろうか? あの判決はアメリカから押しつけられた憲法をデフォルメしようという日本の法学者の否認行為だったのか.(2005.06.06のエントリーも熱い...)

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